上海視察!

オンブズパーソン VOL.57
■発行日/2008. 4.13 HPアドレス www.ombuds.gr.jp  例会開催 毎偶数月第1日曜日午後
●編集・発行/NPO法人市民オンブズ富山 〒930-0074富山市堀端町1-12 富山中央法律事務所内 (076)423-2466 FAX423-0699  【年会費3000円】振込先 / 郵便振替00770-6-9841

           ト ピ ッ ク ス
上海視察実施 !
  一目でわかる
  超ゴージャススイート!!
 上海便就航記念友好訪問団派遣事業で,石井知事が,「旅費支給条例」では1泊1万7400円以下と定められているのに,自らは1泊5万円,その他の県職員は1泊3万円の部屋に宿泊させた,高額宿泊費問題について住民訴訟が係属していますが,オンブズのメンバーが4月3日から上海に出かけて現地視察を行ってきました。
 石井知事が上海で泊まった部屋は通常の2倍の広さがあるスイートルーム。部屋に入れば高額であることが明らかな部屋でした。
 行政のトップなら,担当者の県職員に,「こんな高そうな部屋に決められた金額で泊まれるのか?普通の部屋に変えてくれ」と言わなければならないのに,自ら4泊,部屋代だけで20万円を払い(=朝食代別),他の職員にも3万円の部屋に4泊もさせる。ちょっと感覚が麻痺していませんか?
 私たちはこれらを証拠化して裁判に提出しました。
  行ってわかったこと
 以下,視察でわかったことを報告します。
① 西郊賓館は,1960年開業で,2001年改装したホテルで,上海最大の庭園別荘式の国賓館です。北京の釣魚台国賓館と同様に上海で国賓が利用する宿泊施設であり,イギリスのエリザベス女王や日本の天皇,各国首脳などが利用しています。
 中国国内の評定委員会による宿泊施設の格付けは,最高の5つ星。

② 入口門から石井知事らが宿泊した7212号室のある7号楼までは,車で約2分もかかるほど上海では珍しい広大な敷地にあります。

③ 石井知事の泊まった7212号室は,入室して右側に洗面台,トイレ,クロークがあり,その奥は5人がかけられる応接セットのある応接間となっています。応接間の左側に寝室があり,寝室には,さらに洗面台,トイレ,バスルーム。通常客室の2室分の広さがあります。


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  下側真ん中右側の●が付いているのが,7212
  号室。その右側の部屋番号が空白なのは,721
  2号室の続き部屋だから。通常室の2倍の広さ。

④ 2008年4月の7212号室の正規室料は一泊約3000元(約4万8000円)。なお,室料は,石井知事らの宿泊した2005年11月もそれほど変わらないとの話でした。なお,7212号室と同クラスのシングルルームもあり,その正規室料は約1500元(約2万4000)円でした。

⑤ 7号楼には,石井知事の泊まったスイートルームの他に,エグゼクティブ・ルームがあり,その部屋にも5人程度がかけられる応接セットがあります。この部屋の正規室料はキングサイズルームで2158元(約3万5000円)。シングルルームでなくても,もっと室料の安い部屋がありました。

⑥ なお,上記室料は正規料金であり,旅行社がパックツアー用に交渉すると,相当減額できます。現実に,我々が今回組んだツアーは,7212号室に1泊し,他2泊は費用を浮かせるために別の4星クラスホテルに移るという3泊4日のツアーでしたが,その料金は,往復の航空券代(富山空港発着)を入れて,9万2300円でした。

  感 想

 石井知事は,上海便を育てる会に委託した事業だから宿泊費条例の適用はない,育てる会と契約を結んで実施したのだから変えられなかった,全体として予算の範囲内だから損害はない等と言っています。
 しかし,派遣事業の殆ど全てが県の補助金であり,事務をしたのも県の職員。このような宿泊や飲食を伴う事業では,放っておけば上司の自分にへつらうために,また自分達も楽しむために,高額の宿泊・飲食をセットしがちであることは容易に予測が可能です。
 財政再建を使命とする県知事としては,そのようなことのないよう事前に注意をしておく義務があったのではないでしょうか。また,現実にゴージャスすぎ利部屋に通されたときには,宿泊費を確認して,今からでも条例の範囲内の部屋に移れないか交渉を指示すべきだったのではないでしょうか。
 とにかく,行ってみなければわからないところがありました。
 裁判所の判断が注目されます。


 投 稿       理事 松永定夫
県議会「選挙公営」費用
  水増請求疑惑について
 陳情不採択,質疑も不誠実

私は前号のオンブズパーソンで市議会の選挙公営,費用水増し請求疑惑について詳しく報告しましたが、平行して県議に係る公費不正請求についても元気とやま目安箱(知事へのご意見)を通じて再三見解を求め、また,県議会に対しては12月度議会開催中から議会議長を始め各会派の会長(無所属含む)など10数名の方々にお会いし、関係議員自ら不正請求に係る返還の為、猶予期間を設けますと申し入れて3月の議会が開催されましたが、全く改善の気配がありませんでした。
そこで、後に記述します陳情に至った訳ですが少なくとも1名以上の紹介議員の賛同が得られれば請願として正式に採択に至るわけでしたが、各会派や議員も他人ごとと無関心を装う寂しい姿を垣間見ました。
  請願から陳情書提出へ
3月17日に提出した陳情書は、21日開催された経営企画委員会に付託されました。私は,傍聴し又、委員会の同意をえて撮影した写真をブログに掲載しております。
http://blogs.yahoo.co.jp/sadao_ybb/34967255.html
さて、当局(市町村支援課の山田課長)からの説明では、県行政に限定した内容であったが公費負担制度の一般論に終始したもので陳情に至った経緯や不正請求を見過ごして来た疑惑について全く触れず大変不満のある説明でした。
 当然、陳情の審査について各議員からのご意見は無しとなる結末でした。
議員選挙における公費負担制度の運用に関する陳情書
一.陳情の要旨
 先般、政務調査費に係る申請に対して新たに領収書の一般公開などの改善が計られる見通しとなったところですが、他にもこれに類似する事案が相当数顕在しております。
 議員選挙に絡む公費の申請についても、明らかに詐欺行為にあたる請求と認められる事案に対して、県(行政)は見逃している以上に同不正請求に加担しているのではないかと疑われる内容を詳しく<元気とやま目安箱>へ意見投稿しても県知事はこれを認め様とはせず改善は程遠い状況です。
 同事案の具体的な公費負担の請求事例では、選挙ポスター費の公費負担の上限額一杯の111万6082円から最低21万円まで著しい請求額の違いが認められます。又、選挙運動自動車燃料代の請求に至っては、実際に消費した燃料代とは相反し、机上の計算に基づく基準限度額一杯の6万6150円を請求されている虚偽の請求に対して、県は何の疑いも持たず漫然と受理しております。
二.陳情事項
(1)行政に求めるもの
 県行政(経営管理部・市町村支援課)は異常な請求内容を精査し、疑義請求に対しては速やかに請求者に通知し修正を求めるなど適切な対応を行わなければ成りません。
(2)請求側の議員に求めるもの
 同公費請求側の議員各位は、自らが選挙の公費負担制度の趣旨や在り方を見直し、他人事とは思わず、不正請求の有ったと疑惑を持たれた議員に対しては速やかに修正申請を講ずるよう促すなど議会の更なる信頼と公明性を高める必要があります。
 上記のとおり陳情致します。
 平成20年3月17日
富山県議会議長    仲 外喜雄 様
            (陳 情 者)   松 永 定 夫
元気とやま目安箱(知事への意見)
 県議不正請求を再三認めず適正に処理されたと言うが・・改善を計るとも言う?
元気とやま目安箱(知事へのご意見)平成20年2月25日で問題視した「明らかな虚偽申請を「疑いが無い」と行政は言張るのか否か?」の指摘に対して(平成20年3月14日)付けの以下の回答から更に疑惑は深まり行政の言い訳は成り立っておりません。
 同回答の最初の下りに「選挙運動の公費負担の請求は、実際にかかった経費を事業者と候補者が確認したうえで行われており、県では関係規定等に基づき公費負担の手続きを行っております。」と説明しながら、請求内容では実際にかかった経費とは明らかに言えない計算に基づく限度額一杯のガソリン量を9日間、同一量供給し続けたとする請求内容は何人も容易に虚偽請求と判断ができる内容で有りながら「 今回の公費負担においても、これらの契約の内容や候補者の証明を確認のうえ支払ったところです。」と見過ごしの不作為を問題視しておりません。更には、3月21日に開催の県議会・経営企画委員会の陳情の審査説明では市町村支援課(県選挙管理委員会)山田課長は「事務処理は適正に成されたものと考えている」などと公の場で言い切っています。
 しかし、続いて「他県において公費負担について問題が生じている・・改善を計ってまいります」とも言っております。
 正に今回の公費不正請求の問題は他県の公費不正請求と同一の内容と言える事案を否定しつつ、今後に改善を計るなどと取り繕った感が否めません。
 既に立件された岐阜県の山県市議会やガソリン代水増し・・墨田区議10人書類送検などと対比し、富山県議の公費不正請求とどの様な違いが有り又は虚偽請求では無いとどの様に否定されるのか再度説明をいただきたい。
再三の同意見に対して繰り返し無意味な言い訳に終始するなら、県も共同正犯として係わっていたとして監査請求や告発など必要な措置を講じる事も視野に入ります。
 県行政全般の姿勢が
     問われる問題点
 本年1月7日同様な申請に基づく不正請求の事実について県全部局及び県警の情報公開担当者を対象に具体的に説明し、更にオンブズマン全国大会(山形大会)で発表があったビデオ画像も参考に視聴頂き、関係部署に於ける申請受理の中で、同事案に類似したものが無いか特定を頂き、その上で公文書開示請求を行いましたが何れの部局においても不存在で非開示通知の回答でした。
 そして、最も憂慮しなければならないのは同不正請求の問題点について具体的な事例をあげて指摘したにも拘らず、担当責任者全員が判らないと言うのみで、組織を庇い合う象徴にも見え、何とも言えない背景に行政改革の根深い困難さを改めて実感しました。
        私のブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/sadao_ybb/33693949.html
以上
  活 動 日 誌2月 01 オンブズパーソン56号発行
   04 高裁金沢石油類住訴滑川・八尾第4回
   10 例会
3月 10 高裁金沢 石油類住訴滑川第5回・結審
   17 運営委員会
   12 高裁金沢 石油類住訴八尾第5回・結審
   21 全国情報公開ランキング発表
4月 03~06 上海視察
06 例会
=今後の予定=(会の予定)
4月21日(月)19時~ 運営委員会分
5月19日(月)19時~ 運営委員会分
6月1日(日)14時~ 例会
   何れも 富山中央法律事務所1階会議室
(裁判の予定)
4月16日13時10分
富山地裁 知事高額旅費住訴 第7回
5月26日13時20分
高裁金沢 石油類住訴滑川,八尾 判決

正義・怒りの内部告発                       

08年3月28日  電話で  実名氏
  県東部のKという自治体での話。
  病院の事務の役職員が「役場に行ってくる」と言って中抜けして,ショッピングセンターで油を売っている。自分の中元や歳暮の手配をしてりしている。
  部下にも付け届けを「もってこい」と要求し,贈答用の果物を持って行ったら,「腐らんもんがあるだろう」と暗に商品券や仕立券を要求しているという話。病院で薬ができるのを待っていたら果物を持って行った職員の家族という人がこぼしているのが聞こえた。
  この人は,病院の組織改編を取り仕切る責任者の一人であったが,業者にも付け届けをさせたらしい。余計なものを買い込んだため利用のじゃまになっている。これも病院で待っている間に聞こえた。
  総務課に,収賄になるのではないか,と聞いたが,反応がないので県庁に相談したら,町に言え,と言われた。
  私のうちはショッピングセンターにも病院にも近く,よくわかるが,自治体の職員が勤務時間中に中抜けして,買い物をしたり,息抜きをしているのをよく見る。
  町に言っても無駄だったので,オンブズの方で取り上げてもらいたい。

    →例会で検討した結果,真偽が確認できないので,自治体の方に,このような内容の苦情がきたので通知する,として連絡し,対処を見ることにしました。
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by ombudst02 | 2008-05-15 22:09 | オンブズパーソン57号
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